No Man Is an Island Book Blog

世界文学を中心に読みあさっては感想を書き連ねています。素敵な本たちを中心に紹介していきます!

ライ麦畑のミステリー by 竹内 康浩

前回読んだ『ライ麦畑をつかまえる!』と同じように『ライ麦』の解説本であるが、これは一人の学者がかなり深く、また丁寧に研究している感があった。
ライ麦』の中には、???ってなる部分がいっぱいあるから、学者でない私でも気になってしまう。

リトル・シャーリー・ビーンズの部分は印象的だ。
この曲の中の女の子って階段から落ちて、歯が欠けてしまうのだが、この”落ちる”っていうのは『ライ麦』の一大テーマなわけで、サリンジャーが本当に細かいところまで描いているんだなと本当に感動してしまう。
まあ、あくまでも竹内氏の解釈であるから、その通りだとは絶対言い切れないんだけど、その可能性もないわけではない。
そしてその解釈が非常に素晴らしいと思えるのである。
変な深読みではなくて、本当にそうなんじゃないか!って納得できるような解釈だ。

ライ麦畑のミステリー

ライ麦畑のミステリー