The journal of everything

読書記録を主に綴っていきます^^

No.30 救出への道 シンドラーのリスト・真実の歴史 Mietek Pemper

東欧事情という授業のレポートのために読んだ一冊。
シンドラーのリスト」の映画を見る前か後か忘れたけど、事実に基づく映画を見るときはやっぱり何かしら参考資料を見ないと、真実は見えてこないと思う。

シンドラーは立派な男だ。彼がいなければもっと多くのユダヤ人は殺されていただろうから。
シンドラーは最初こそユダヤ人を救いたいという慈悲心からではなく、自分のビジネスを成功させるためにユダヤ人を利用しようとしていただけだった。
しかし、ユダヤ人の受けている拷問を目の当たりにし、彼は救出への道を選ぶのだ。
アーモン・ゲートは対照的な人物で、同じ人間でもここまで天と地の差があるのかと思うと悲しい。
シンドラーは決して完璧な人間ではなかったという。妻がいたにも関わらず色々な女性と関係を持った。
しかしそれがなんだというのだろう。
何よりも大事なのはシンドラーユダヤ人を救ったということだけだ。ペンパーはそう強く主張している。

この本を読むことで、ユダヤ人虐殺がいかなるものだったのかより詳しく知ることが出来たし、このような恐ろしいことが起きていたことを嘆かずにはいられない。
しかし今も世界では人種差別がある。
人種差別がある限り、また恐ろしい大虐殺は起こりかねない。
差別をなくさなければ世界は永遠に真っ暗闇のままだ。
(July, 2011)

救出への道―シンドラーのリスト・真実の歴史

救出への道―シンドラーのリスト・真実の歴史