No Man Is an Island Book Blog

世界文学を中心に読みあさっては感想を書き連ねています。素敵な本たちを中心に紹介していきます!

文学/Literature

動物農場 by George Orwell

ジョージ・オーウェルは2作目。 前回は彼の傑作と言われる『一九八四年』を読んだ。 riza.hatenablog.com この一作で、オーウェルが大好きになったから、別のものも読んでみたくなった。 『一九八四年』は長編小説だが、今回の『動物農場』は大分短めだ。 だ…

彼らの目は神を見ていた by Zora Neale Hurston

いつも読む本を選んでいる、世界文学リストから見つけた本。 作家も作品のことも全然知らなかったけど。 まず、図書館に置いてないだろうなとすら思ったが、なんと置いてあったわ! あらすじ ジェイニーは故郷を捨て、愛するティーケイクのいるフロリダのイ…

あたらしい名前 by NoViolet Bulawayo

ノヴァイオレット・ブラワヨ。 1981年、ジンバブエ生まれ。 アメリカへ移住後、コーネル大学で創作の修士号を取得。 現在はスタンフォード大学で創作を教えている、女流作家。 本作は彼女の長編デビュー作で、2013年に出版された。 ブッカー賞の最終候補にも…

カンディード by Voltaire

ヴォルテールって初めて読みました。 彼の写真というか肖像画を見てみると、予想していた顔と全然違ってたからびっくりしてしまった。 勝手にボードレールみたいな顔をイメージしてしまってた。 「カンディード」自体、全然知らなかったのですが、海外ではよ…

夜の語り部 by Rafik Schami

ラフィク・シャミはシリア、ダマスカス出身の作家です。 1971年に当時の西ドイツに移住し、その後作家活動に専念したそう。 なので彼はドイツ作家ということになるようです。 がしかし、今回読んだこちらの本は、やはりシリア出身の作家なんだな〜というのを…

マイ・アントニーア by Willa Cather

あらすじ 舞台は19世紀後半のアメリカ中西部。 ネブラスカの大平原でともに子供時代を過ごしたこの物語の語り手「ぼく」と、ボヘミアから移住してきた少女アントニーア。 「ぼく」はやがて大学へ進学し、アントニーアは女ひとり、娘を育てながら農夫として大…

ボヴァリー夫人 by Gustave Flaubert

久しぶりにフランス文学を読みました。 不倫が題材の退廃的なイメージのある作品だったので、あまり読みたい度は高くなかったのですが、名作だということで。 フローベールの作品自体は初めてでした。 なんか勝手なイメージで、ボヴァリー夫人は30代から40代…

蠅の王 by William Golding

不気味な話だ。 ディストピア的小説、再びだ。 タイトルからして読みたい気が全く起きない。 内容も、少年たちが互いに牙を剥く、なんて怖そうだし。 それでも読んじゃった・・・。 ディストピア小説は基本的に好きだ。 ブラックな世界が好きなのである! な…

キャッチ=22 by Joseph Heller

面白かった!!!! こんなに面白いとは思ってなかったから嬉しい裏切り。 久しぶりにすごい小説を読んだ。 この本について知っていたことといえば、戦争小説ということだけ。 戦争を題材にした小説はいくつか読んだことがあるけど、好きになれないことが多…

ビラヴド by Toni Morrison

アメリカの作家トニ・モリスンによる作品。 1987年出版。 1988年ピューリッツァー賞受賞。 黒人作家として初めてノーベル文学賞を受賞した女流作家である。 あらすじを抜粋にてご紹介。 『ビラヴド』 ー 忽然と現れた謎の若い女はそう名乗った。 女の名は逃…

野生の呼び声 by Jack London

いつ頃からか読みたいと思っていた「野生の呼び声」。 今回読んだのは、ジャック・ロンドンの短編3つ、中編1つ、そして付録1つの合計5作品が収められた「犬物語」というタイトルの本。 ただ、メインは中編小説の「野生の呼び声」なので、記事のタイトルはそ…

モヒカン族の最後 by James Fenimore Cooper

1826年刊行。 ジェイムズ・フェニモア・クーパーを読むのは初。 主な登場人物。 チンガチグック・・・モヒカン族の酋長。アンカスの父 アンカス・・・「ラスト・オブ・モヒカン」とは彼のこと。チンガチグックの息子。 ホークアイ・・・インディアンの中で育…

死せる魂 by Nikolai Gogol

ゴーゴリの最後の長編小説。 1842年刊。 いかさま師チーチコフは戸籍上ではまだ生きている農奴を買い集めるために各地の地主を訪ねる旅をし、死せる魂を持った地主たちが次々と醜怪で鮮烈な姿で登場する。 (広辞苑より) お久しぶりのロシア文学。 ゴーゴリ…

響きと怒り by William Faulkner

フォークナーの作品を読むのは今回が2回目。 最初に読んだのはこちら。 riza.hatenablog.com もう5年ほど前になります。 この作品があまり好きになれなかったので、フォークナーはしばらく読むことはないだろう、と思ってたら本当に5年も縁がありませんでし…

インドへの道 by E. M. Forster

フォースターの作品は今回初めて読みました。 彼はイギリスの作家。 本作は1924年の出版です。 インドで生活していたこともあり、その時の経験が本作に影響を与えているとのこと。 まず、本作の内容の良し悪しは置いといて、翻訳が少し読みづらかった。 1970…

ギリシア悲劇:縛られたプロメテウス、ペルシア人、オレステイア(三部作)、テーバイ攻めの七将、救いを求める女たち by Aeschylus

ギリシア悲劇をこれからはどんどん読んで行こうと目論んでいます。 今回は、ギリシア悲劇詩人の中でも有名なアイスキュロスを選んでみました。 今までに読んだギリシア悲劇といえば、 riza.hatenablog.com これは、めちゃくちゃ面白かった! 意外に短かった…

一九八四年 by George Orwell

ジョージ・オーウェルの作品は、今回初めて読んでみました。 本作は、文学史の中でも名高い傑作としてよく色んなリストとかでも出てきていたので、いつか読んでみようと思っていました。 しかし、全体主義的近未来国家の恐怖を描いたディストピア小説という…

君のためなら千回でも by Khaled Hosseini

本当に素晴らしかったです。 今年一かもしれない。 良い本はたくさんある。 感動できる本もたくさんある。 でも、すべての人に読んでほしいと思える本はそうそうない。 そして、この作品はそんな作品です。 本作の原題は、The Kite Runner=“凧追い”、です。…

ダロウェイ夫人 by Virginia Woolf

ヴァージニア・ウルフの代表作。 彼女の作品は今回初めて読みました。 最初の一文を読んで、気づいたのです。 ミセス・ダロウェイは、お花はわたしが買ってくるわ、と言った。 映画「めぐりあう時間たち」は、この作品をモチーフにしたものだったんだ! この…

シラノ・ド・ベルジュラック by Edmond Rostand

フランス演劇の中でも特に名高くかつ人気な作品だということです。 これ戯曲だったのか。 てっきり小説かと思い込んでいた。 シラノ・ド・ベルジュラックは17世紀に実在したフランスの剣豪であり作家です。 本戯曲は、彼をモデルにした作品となっています。 …

ふしぎの国のアリス by Lewis Carroll

これまた世界的に有名な児童文学を読んでみました! 実は、ちゃんと読むのは初めて。 ディズニーのアニメ映画は観たことあるけど。 アリスやチェシャ猫が可愛くてディズニーの中でも特に好きなキャラクターの一つです。 ジョニー・デップの実写版はチラッと…

失われた地平線 by James Hilton

シャングリ・ラという言葉を聞いたことがありますか? きっと多くの人は一度は聞いたことがあるでしょう! きっかけは忘れたのですが、この言葉の意味が気になって調べたときに、小説「失われた地平線」で出てくる理想郷だということを知りました。 リアルに…

ゴドーを待ちながら by Samuel Beckett

サミュエル・ベケット。 アイルランド生まれの劇作家であるが、本作は彼の第二言語であるフランス語で書かれた戯曲で、初演もフランス、パリで行われた。 ノーベル文学賞受賞の作家である。 今まで全然、ベケットのことは知らなかった。 たまたま、なんかの…

ロビンソン漂流記 by Daniel Defoe

ロビンソン・クルーソー。 この名を知らない人はいない、と言っても過言ではないぐらい有名な名前ではないだろうか。 私もその名前だけは知っていたが、彼が何をした、何者か、ってことまでは正直ほとんど知らなかった。 この作品、1719年に出版された作品だ…

情事の終り by Graham Greene

全然読もうと思ってなかった本をたまたま手に取って読んでみる、というパターン。 グレアム・グリーンは英米文学の授業でちらっと触れた程度だったけど、教授が他の作家に比べて、グリーンをあんまり重要視していなかったのを思い出してちょっと笑えてしまっ…

博士の愛した数式 by 小川 洋子

もう何年も前になりますが、映画「博士の愛した数式」を観て、すごく感動した覚えがありました。 邦画って普段あんまり観ないけど、珍しくいい映画に出会えたな〜と。 泣ける、とかの感動ではないんだけど、なんていうか・・・心が浄化されて、暖かい穏やか…

アリスのままで by Lisa Genova

この作品を知ったのは、2015年のアカデミー賞でした。 この年の主演女優賞がジュリアン・ムーアで、彼女が演じたのが、映画「アリスのままで」の主人公アリス・ハウランド博士でした。 この映画は観ていませんが、主演女優賞を獲ったってことと、内容も良さ…

ジャングル・ブック by Rudyard Kipling

狙ったわけではないものの、連続でディズニーが映画化している作品を読むことになりました。 こちらも、おそらく知らない人はいないであろう、それぐらい有名な作品ではないでしょうか。 しかもまた、ディズニーによって。 すごいですね、ウォルトは。 Kipli…

ピノッキオの冒険 by Carlo Collodi

知らない人はいないであろう超有名な児童文学、ピノッキオの冒険。 ほとんどの人は、ディズニーのアニメーションで知っているのではないでしょうか。 こちらの原作を読みました。 イタリア文学って普段あまり馴染みがない気がする。 このブログでも、今回初…

What We Talk About When We Talk About Love by Raymond Carver

アメリカの短編小説作家Raymond Carverの短編集。 たまたま、CARVERという文字とWhat We Talk About When We Talk About Loveという文字を見かけて、あ!!!!ってなんかを思い出した感じでした。 2014年の映画、Birdman or (The Unexpected Virtue of Igno…